私が高校三年生の頃、祖父が死んだ。
納屋で首を吊って、1週間病院にいて、死んだ。
78歳で、認知症になりかけて、死んだ。
いきなりの衝撃発言だが、
その1週間の間から、霊体験をするようになった。
親族が集まり、いろいろ会議というか話をして、夜中になりました。
みんなで寝ようとしている時に、それは始まりました。
私の頭の中で鐘が鳴りはじめました。
「ゴーン ゴーン ゴーン」
いつまでも続くので、
「頭の中で鐘が鳴っているんだけど、みんなは聞こえるの?」
「・・・・・・・・・・」
「こんなに大きな音で鳴っているのに、聞こえないの?」
「・・・・・・・・・・」
どうやら、私だけにしか聞こえないようでした。
私は祖父の長男の長男です。
親族は30人いかないくらい
いわゆる田舎でいうところの、跡取り息子にあたります。
なので、それなりに発言には注目を集めます。
うまく言えないのですが、そのような子供が、
もう何人かは寝始めただろうタイミングで、
そのようなシチュエーションの中で、
いきなり、「鐘が鳴っている」と言いました。
みんなには分からないようで、みんな、いぶかしそうにしていました。
それ以来、霊体験するようになりました。
それで、毎日のように、金縛りに遭うようになりました。
多くの人はとても恐いイメージを持っているような気がしますが、
私は全く怖くありませんでした。
怖く感じない1番の理由が、
私は子供の頃から何かに守られている感覚の中で育ちました。
えもいわれぬ安心感というか、守られてるなぁと感じながら、育ちました。
(この感覚を持ってる人というのはほぼいないということを、
信仰を持ってから知るようになりました)
そういうことがあるので、特別酷い目に遭うことはないだろうな、と思えたし、
遺伝的に受け継いだ楽観的な性格のため、
「その時はその時だしー^^」
みたいな感覚で客観的に自分を眺めていました。
ですので、今日はどんな目に遭うんだろう♪と楽しんでました。
金縛りに遭う時というのは、感覚的に分かるもので、
布団に入って、寝ようとしていると、体の自由が効かなくなってきます。
「キタキタキター♪ 待ってたよー」みたいな感覚です。
自分の周りで、そのような体験をしている人に会ったことがなかったので、
どうせ体験するなら、とことん体験したかったです。
当然金縛りなので、体は動かすことができないのですが、
私の場合は、本当に気合を入れて、全力で寝返りを打つと、
金縛りを解除できるんです。
どれぐらいの全力かというと、ドアが吹き飛ぶくらいの全力です。
とにかく、加減なしに思いっきりです。
それで、3回くらい試してみて、
解除はしようと思えばできるということが分かりました。
だから、最悪の場合は、解除すればいいということが分かりました。
ただ、解除してしまうと、
「なんだよー、それっきりかよー」とその日は、それで終わってしまうんです。
来ないかなー来ないかなー、と待ってるんですが、来なくて、
ガッカリ😮💨😞して、寝るわけです(笑)
それ以来、解除しなくなりました(笑)
金縛り中の出来事で今でも覚えてることを2つ
・枕元(頭の上の方)に本棚がありまして、窓は左側と、足の方向に布団2つ分右にズレた所、の2ヶ所。それと布団5つ分右にズレた頭側に部屋のドア。
これが間取りで、この本棚から、「生暖かい風がもわーと吹いてきました。」
「それで、それで?」その後何もなし(笑)
・金縛りに遭って、動けないでいると、私の部屋は2Fなのですが、
左の窓の外で、何やら話し声が聞こえます。
どうも私のことで相談している雰囲気が伝わってきました。
4.5人くらいで相談していて、その周りにも人がいて、
だんだん話し声が大きくなってきて、
私「うるさすぎるだろ、近所に迷惑かも知れない、ちょっと頭にきながらも、
何やってるんだろう?と興味を持ちながら」
思いっきり金縛りを解除して、思いっきり一気に窓を開けました。
ものすごい静寂でした。
今でもあれ以上の静寂を経験していません。
続編は後ほど
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